地震(じしん)
地震(じしん)は いつ 起(お)きるか わかりません。富山(とやま)にも たくさんの「活断層(かつだんそう)」が あります。ここで 大(おお)きい 地震(じしん)が 起(お)きるかもしれません。
1930年(ねん)に 石川県(いしかわけん)で、大きい(おお)きい 地震(じしん)が ありました。それから 77年(ねん)も あとの 2007年(ねん)に、石川県(いしかわけん)で 能登半島地震(のとはんとうじしん)(M6.9)が ありました。富山(とやま)でも とても 揺(ゆ)れました。
地震(じしん)に 備(そな)えよう
1995年(ねん)に 神戸(こうべ)などで、とても 大(おお)きい 地震(じしん)が ありました。阪神淡路大震災(はんしんあわじだいしんさい)です。6400人(にん)も 亡(な)くなりました。たくさんの 家(いえ)が つぶれました。そして 家(いえ)の 中(なか)でも、物(もの)が 落(お)ちたり、タンスが倒(たお)れたりしました。 たくさんの 人(ひと)が 家(いえ)の 中(なか)で 亡(な)くなりました。だから、家具(かぐ)が 倒(たお)れないようにしましょう。そして 強(つよ)い 家(いえ)に しましょう。
家具(かぐ)が 倒(たお)れないように する 方法(ほうほう)
(1)電灯(でんとう) チェーンと 金具(かなぐ)で とめます。蛍光灯(けいこうとう)は はしを熱(あつ)さに 強(つよ)い テープで とめます。 |
(2)タンス・本棚(ほんだな) 金具(かなぐ)で しっかり とめます。上(うえ)と 下(した)に わかれている 家具(かぐ)は 金具(かなぐ)で つなぎます。 |
(3)テレビ・パソコン 粘着(ねんちゃく)マットや ストラップの 金具(かなぐ)を 使(つか)います。 |
(4)食器棚(しょっきだな) 扉(とびら)が 開(あ)かないように金具(かなぐ)を つけます。ガラスには 飛散防止(ひさんぼうし)フィルムを はります。割(わ)れても 飛(と)びません。 |
(5)冷蔵庫(れいぞうこ) 転倒防止(てんとうぼうし)ベルトで 壁(かべ)の 強(つよ)い ところにとめます。 |
地震(じしん)です!どうしますか。
【家(いえ)に いる とき】
- 1.机(つくえ)や テーブルの 下(した)に 入(はい)って ください。テレビや 携帯電話(けいたいでんわ)などで 地震(じしん)の ニュースを よく 見(み)て ください。
- 2.地震(じしん)が 止(と)まりました。
- 火(ひ)を 消(け)して ください。
- ガスは 元(もと)を 止(と)めて ください。
- 電気(でんき)は ブレーカーを 落(お)として ください。
- 火(ひ)が 出(で)たら、消火器(しょうかき)で 消(け)して ください。
- 3.ドアを 開(あ)けてください。ドアが 壊(こわ)れたら、逃(げる)ことが できません。すぐに 外(そと)に 出(で)ないで ください。まわりを よく 見(み)て ください。
- 4.近(ちか)くの 家(いえ)の 人(ひと)が だいじょうぶか、見(み)ます(安否確認(あんぴかくにん))。できれば、助(たす)けます。
- 5.安全(あんぜん)な ところに 逃(に)げて ください。動(うご)きやすい服(ふく)で、大事(だいじ)な 物(もの)を 少(すこ)しだけ 背中(せなか)の かばんに 入(い)れて、靴(くつ)を はいて、歩(ある)いて 逃(にげ)ます。(車(くるま)で 逃(にげ)ないで ください。車(くるま)は、消防車(しょうぼうしゃ)や 救急車(きゅうきゅうしゃ)の じゃまに なります。)
【外(そと)に いる とき】
- エレベーター
- 止(と)まらないときは ボタンを 全部(ぜんぶ) 押(お)して ください。止(と)まったら すぐ 外(そと)へ 出(で)て ください。ドアが 開(あ)かないときは、非常(ひじょう)ボタンや インターホンを 押(お)して ください。
- 道(みち)で
- 窓(まど)ガラスや 看板(かんばん)などが 落(お)ちてきます。気(き)を つけてください。立(た)ち止(ど)まらないでください。空き地(あ)き (ち)や 公園(こうえん)に 逃(に)げて ください。ブロック塀(べい)や 自動販売機(じどうはんばいき)から 離(はな)れて ください。切(き)れた 電線(でんせん)に 絶対(ぜったい) 触(さわ)らないで ください。
- 車(くるま)の 運転中(うんてんちゅう)
- ゆっくり 道路(どうろ)の 左(ひだり)に 止(と)まって エンジンを 切(き)ります。車(くるま)から 離(はな)れるときは、キーは そのまま 車(くるま)の 中(なか)に 置(お)いてください。ドアに 鍵(かぎ)を かけないで ください。
- 電車(でんしゃ)・バスの 中(なか)
- つり革(かわ)や 手(て)すりを しっかり 持(も)って ください。頭(あたま)を荷物(にもつ)で 守(まも)って ください。運転手(うんてんしゅ)の 話(はなし)を聞(き)いて ください。
- 海岸(かいがん)
- すぐ 高(たか)い ところに、逃(に)げて ください。津波(つなみ)が くるかもしれません。注意報(ちゅういほう)、警報(けいほう)が なくなるまで、海(うみ)の 近(ちか)くへ 行(い)かないで ください。
- 山(やま)や がけ、川(かわ)の近(ちか)く
- 山(やま)や がけの 近(ちか)くから すぐに 逃(に)げて ください。間(ま)に 合(あ)わないときは、大(おお)きい 木(き)の 後(うし)ろに 隠(かく)れて ください。川(かわ)から 遠(とお)くへ 逃(に)げて ください。
(1)富山県(とやまけん)の 活断層(かつだんそう)
ここで 大(おお)きい 地震(じしん)が 起(お)きるかもしれません。
活断層(かつだんそう) の名前(なまえ) (地震(じしん)が 起(お)きやすいところ | 地震(じしん)の 大(おお)きさ | 地震(じしん)の 起(お)きやすさ (30年(ねん)の 間(あいだ)で) |
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(1)呉羽山断層帯 (くれはやまだんそうたい) |
M7.4 | だいたい0%~5% |
(2)砺波平野断層帯東部 (となみへいやだんそうたいとうぶ) |
M7.0 | 0.04%~6% |
(3)砺波平野断層帯西部 (となみへいやだんそうたいせいぶ) |
M7.2 | だいたい0%~2% (これより 起(お)きやすいかもしれません) |
(4)魚津断層帯 (うおづだんそうたい) |
M7.3 | 0.4%より 起(お)きやすいです |
(5)庄川断層帯 (しょうがわだんそうたい) |
M7.9 | だいたい0% |
(6)牛首断層帯 (うしくびだんそうたい) |
M7.7 | だいたい0% |
(7)跡津川断層帯 (あとつがわだんそうたい) |
M7.9 | だいたい0% |
(8)森本・富樫断層帯 (もりもと・とがしだんそうたい) |
M7.2 | だいたい2%~8% |
(9)邑知潟断層帯 (おうちがただんそうたい) |
M7.6 | 2% |
(2)被害(ひがい)の 大(おお)きさの 予想(よそう)
【呉羽山(くれはやま)で 地震(じしん)が 起(お)きたとき】
例(れい) | どのくらい 揺(ゆ)れるか |
---|---|
震度(しんど)1 | 少(すこ)し 揺(ゆ)れる。 |
震度(しんど)2 | 電灯(でんとう)が 少(すこ)し 揺(ゆ)れる。 |
震度(しんど)3 | みんなが 揺(ゆ)れているのが わかる。 |
震度(しんど)4 | 寝(ね)ている 人(ひと)が 起(お)きる。 |
震度(しんど)5弱(じゃく) | 電灯(でんとう)が 強(つよ)く 揺(ゆ)れる。 |
震度(しんど)5強(きょう) | 棚(たな)から 物(もの)が 落(お)ちる。 |
震度(しんど)6弱(じゃく) | 立(た)っていることが 難(むずか)しい。 |
震度(しんど)6強(きょう) | 立(た)っていられない。 |
震度(しんど)7 | 強(つよ)い 家(いえ)でも 傾(かたむ) く。 |
物(もの)の 被害(ひがい) | 建物(たてもの) | 全部(ぜんぶ) 壊(こわ)れる | 90,424棟(とう) |
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半分(はんぶん)くらい 壊(こわ)れる | 273,752棟(とう) | ||
火事(かじ) | 3,711棟(とう) | ||
物(もの)が 落(お)ちる | 37,930棟(とう) | ||
ブロック塀(べい)などが 倒(たお)れる | 29,726件(けん) | ||
自動販売機(じどうはんばいき)が壊(こわ)れる | 3,057件(けん) | ||
人(ひと)の 被害(ひがい) | 亡(な)くなる | 4,274人(にん) | |
けがをする | 20,958人(にん) |
今(いま)の 様子(ようす) | 地震(じしん)に強(つよ)い 家(いえ)が 増(ふ)えた 場合(ばあい) | |
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地震(じしん)に 強(つよ)い 家(いえ)の 割合(わりあい) |
68% | 85% |
亡(な)くなる 人(ひと)の 数(かず) | 4,274人(にん) | 2,107人(にん) (▲2,167人(にん)) |
地震(じしん)に 強(つよ)い 家(いえ)が 増(ふ)えたら、地震(じしん)で 亡(な)くなる 人(ひと)が 半分(はんぶん)くらいに なります。
マグニチュード(M)と 震度(しんど)
マグニチュード(M)は「地震(じしん)の 大(おお)きさ」です。 震度(しんど)は、「揺(ゆ)れる 大(おお)きさ」です。震度(しんど)1から 震度(しんど)7まで あります。1995年(ねん)の 阪神・淡路大震災(はんしん・あわじだいしんさい)は M7.3、震度(しんど)7、2011年(ねん)の 東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)は M9、震度(しんど)7でした。
富山県(とやまけん)の 災害(さいがい)の 歴史(れきし)
安政(あんせい)の 大地震(おおじしん) (飛越地震(ひえつじしん))
1858年(ねん)に、震度(しんど)6の 大地震(おおじしん)が 起(お)きました。立山(たてやま)の 一部(いちぶ)が 崩(くず)れて、たくさんの 土砂(どしゃ)が 流(なが)れました。富山平野(とやまへいや)に 大(おお)きな 被害(ひがい)が ありました。
土砂(どしゃ):土(つち)と砂(すな)
見(み)に 行(い)こう
立山(たてやま)カルデラ砂防博物館(さぼうはくぶつかん)(富山県中新川郡立山町芦峅寺字ブナ坂(とやまけんなかにいかわぐんあしくらじあざぶなざか)68)
http://www.tatecal.or.jp/top.htm
◎地震(じしん)に 強(つよ)い 家(いえ)に しましょう。(県(けん)や 市(し)から、一部(いちぶ)お金(かね)が 出(で)ます)
弱(よわ)い 家(いえ)は つぶれます。危(あぶ)ないです。特(とく)に 1981年(ねん)6月(がつ)より 前(まえ)の 家(いえ)は、弱(よわ)いかもしれません。でも、家(いえ)は強(つよ)く できます。そのために 県(けん)や 市(し)から お金(かね)が 出(で)ます。(1) あなたの 家(いえ)は 強(つよ)いですか。調(しら)べられます。
問い合せ(といあわせ):(社)富山県建築士事務所協会(とやまけんけんちくしじむしょきょうかい)
富山市安住町(とやましあずみちょう)7-1、TEL076-442-1135
(2) 家(いえ)を 強(つよ)くする 工事(こうじ)が あります。
問い合せ(といあわせ):市役所・役場(しやくしょ・やくば)